すごいぞ!吉田(愛媛・宇和島の養殖)
2024年7月18日 15時10分今日の「すごいぞ!吉田」は九島で鯛やスマ、クエなどを養殖されている岡崎さんから、愛媛・宇和島の養殖についてお話を聞きました。実際に養殖されている鯛を持参していただいたので、子供たちの興味・関心は授業開始早々から最高潮です。
でも、鯛を間近で見たいという欲求は抑えて、まずは宇和島の鯛の養殖についてお話を聞きました。「養」…育てる・世話をする 「殖」…元のものから増やす という意味から、「養殖」は「育てて増やすこと」で、宇和島市では全国の養殖真鯛の約1/3を生産しているということ、55cm(3kg)以上に育ったものは韓国などの外国にも輸出されていることを知りました。
また、これまでは自動給餌機(センサーの先を魚がつつくと、餌が出る仕組みの機械)だったのが、現在はスマートフォンからの遠隔操作でいけすの給餌機の操作ができる「スマート給餌機」に変わりつつあり、実際に、吉田小学校の教室から九島沖のサバのいけすへの餌やりを実演していただいた際には、子供たちから歓声が上がりました。この先、AIを使って全自動で養殖魚の管理ができるようになるというお話からは、養殖業界での人手不足や労働環境の改善とともに、そう遠くない未来の水産業の姿を想像することができました。(もしかすると、会社勤めをしながら養殖を兼業できる時代が来るかも?)
宇和島の子供たちにとっては簡単と思われたクイズでは、鯛と鰤(ぶり)の刺身を間違える児童が予想以上に多かったです。(食べれば、まず間違えることはなかったでしょうね。)
授業の終わりには、授業で見せていただいた「鯛」を目指して、じゃんけん大会をしました。
お話をしていただいた岡崎さん、この授業を企画していただいた愛媛県漁業協同組合の藤田さん、有田さん、宇和島市水産課の松下さん、今日はためになる楽しいお話をありがとうございました。8月10日の魚市場見学会も楽しみです。