凧揚げ体験
2024年12月19日 14時46分今日は内子町の五十崎凧博物館から講師の方を招いて、5年生が凧揚げ体験活動を行いました。
最初は座学からです。内子町の街並みや内子座・五十崎凧博物館の紹介、日本の凧の歴史などを教わりました。紀元前に中国で誕生した凧は平安時代に日本に伝わり、江戸時代には大ブームが巻き起こったこと。江戸時代、庶民の間ではイカノボリ・イカ揚げ(現在の凧揚げ)があまりに盛んになりすぎたため、糸がもつれ合って喧嘩になったり、火のついた凧が城に落ちるなどの騒ぎになったりして禁止令が出されたそうです。それでも人々は「これはイカではない、タコだ!」とイカ揚げを楽しんだことから、『凧(たこ)揚げ』という呼び名が定着したそうです。(諸説あるようですが)
与謝蕪村 凧(いかのぼり) きのふの空の ありどころ
小林一茶 凧(たこ)抱いた なりですやすや 寝たりけり
禁止令が出さるれ前の蕪村の俳句では「いかのぼり」、禁止後の一茶の俳句には「たこ」と表記されていることからも、江戸時代の庶民の間では空前の大ブームだったことが分かりました。
座学が終わったら、一番の楽しみである凧揚げが始まりました。今日の風のコンディションはベストとは言えませんでしたが、しっかりと海風が吹いています。うまく風をとらえて、凧を高く揚げることはできたでしょうか。
どの子も初めてのようでしたが、なかにはすぐに校舎の屋上を大きく超えるほど高く揚げている者もいました。
わざわざ内子町から来ていただき、私たちに凧揚げについて教えてくださった大角さん、山本さん、本当にありがとうございました。お正月にはぜひ、凧揚げを楽しみたいと思います。5月5日の「いかざき大凧合戦」にも、ぜひ行ってみたいと思います。